手掌多汗症とは?
多汗症の中でも、手のひらに異常に汗をかく多汗症を「手掌(しゅしょう)多汗症」といいます。
ただし、緊張すれば手のひらに汗をかくのは当然のことなので、単純に手のひらに汗をかきやすい、というだけでは手掌多汗症にはなりません。
手掌多汗症とは、緊張していなくても常に手に汗をかいてしまう状態のことです。
この手掌多汗症にはさまざまなケースがあり、かく汗の量も、多汗症とはわかりにくい多少湿っている程度から、はっきりと多汗症とわかる手から汗が滴り落ちるような状態など、人によって多汗症の症状の程度はさまざまです。
また、手掌多汗症では手に汗をかくため、持っている紙や書いている紙などが、多汗症による汗でびしょびしょに濡れてしまうことがあります。
このような多汗症の症状のため、仕事場で紙(書類など)が持てなかったり、異性の手を握ることができなかったり、そもそも多汗症による汗のせいで人にバカにされているんじゃないか、と思ってしまい、人と会うのが怖くなってしまう人もいます。
こうなってしまうと、ほとんどの場合、多汗症が治るどころか、さらに多汗症の症状が悪化してしまう、悪循環に入り込んでしまいます。
このように、手掌多汗症の症状は、日常生活や社会生活に支障をきたす場合が少なくありません。
手掌多汗症は、精神性発汗で大脳からの刺激が深く関わっている、と考えられています。
また、幼少期から思春期に多汗症が発症しやすいようです。
さらに、手掌多汗症になる人は、几帳面で素直な性格の人が多いといわれています。